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社会貢献活動・非営利活動

社会貢献活動・非営利活動

臨床検査医学研究振興基金の設立と研究の奨励事業

公益信託臨床検査医学研究振興基金(2003年4月公益信託臨床病理学研究振興基金より名称を変更)は1981年に創立された『臨床病理学研究振興会』の事業を恒久的に存続することを願い、富士レビオ株式会社と株式会社スぺシアルレファレンスラボラトリー(現株式会社エスアールエル)の信託財産の拠出により、厚生(現厚生労働)大臣の許可を得て1988年に発足いたしました。

それ以来、今日まで、臨床検査医学分野における若手研究者に対する研究奨励(助成)事業を実施して参りました。 また過年度において本基金(前身の臨床病理学研究振興会を含む)より研究奨励金を授与され、その後5年以上を経過し、引き続き臨床検査医学分野において優れた業績をあげている研究者に対する顕彰事業として「小酒井望賞」を創設し、1990年より実施しております。

さらに、永年にわたり臨床検査業務に従事され、とくに臨床検査室の管理運営において顕著な功績があった臨床検査専門家に対する顕彰事業として「藤田光一郎賞」を創設し、2003年より実施しております。

当社は今後とも、社会貢献として、また医療の一端を担うものとして、研究奨励事業および顕彰事業に積極的に取り組んでまいります。
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骨髄バンク事業に協力

骨髄バンク事業に協力

日本骨髄バンク(Japan Marrow Donor Program: JMDP)事業は、厚生労働省の主導のもと、骨髄移植推進財団(公益法人)が主体となり、日本赤十字社の協力を得て行われている公共事業です。日本赤十字社は、骨髄データセンター業務を中央血液センターで行っており、ドナー候補者のHLA型と患者のHLA型の照合を行っています。

一方、骨髄移植推進財団は、骨髄データセンター業務以外の骨髄バンク事業を行っており、ドナー(提供者)とレシピエント(受容者)との橋渡しをする機関です。

エスアールエルは、日本赤十字社・中央血液センターで照合したあとの最終確認検査に協力しています。検査は、ドナーの場合、血液の健康状態やHLA検査、感染症の有無など調べるために計18項目を、レシピエントの場合は、HLA検査のみを実施しています。

国民健康・栄養調査における血液検査に協力

エスアールエルは全国の都道府県の衛生主管部と協力し、国民健康・栄養調査における血液検査を実施しています。国民健康・栄養調査は、国民の健康状態、栄養摂取状況を的確に把握し、国民の健康増進に対する施策を検討することを目的に1946年より開始され、1989年より血液検査が加えられています。

項目は食生活に関係するものが主で、満20歳以上の方を対象に、血色素量 、赤血球数、ヘマトクリット値、総コレステロール、HDLコレステロール、トリグリセライド、総蛋白、血糖などを測定しております。検査の結果は、エスアールエルから保健所へ、保健所から調査対象者へ報告されます。また、各都道府県の衛生主管部、そして最終的には厚生労働省大臣官房統計室に報告されます。

アイバンク事業への協力

日本では年間3万人近くの人が角膜の病気で視力を失っています。しかし、献眼者数が少数のため、年間1,500件の角膜移植しか行われておりません。そこで、全国のアイバンクは、一人でも多くの方が移植を受けられるよう活動を行っています。

エスアールエルは、(財)日本眼球銀行協会からの要請を受け、角膜移植における安全性の確保を目的に角膜提供者に対する移植前の感染症検査を全国約50施設のアイバンクより受託しています。

また迅速性が要求されるため、検査結果は測定当日に報告するなど特別体制にて取り組んでいます。